nogutikusan’s diary

畜産と共に歩む20有余年、今の養鶏の課題や考えをお伝えします。 のぐ地久三事務所養鶏部公式ブログ

鶏の埋却地で異臭と近隣の池に液体の流出か 埋却の在り方と近隣との関係を大事に

昨年12月出水市の鳥インフルエンザによる埋却地で異臭が発生し、近隣のため池が白濁するという騒動がありました。 県は8日周辺の住民に対し説明会を行い、移設を行うことを予定し選定していることを公表しました。 県によれば、この埋却地には昨年11月に…

令和5年初市が始まり鶏卵供給に不安が生じています 継続したインフルエンザの発生も懸念されます

令和5年1月5日より初市が開催され、鶏卵相場は過去にない高騰で始まりました。 本日5日東京M規準値は260円となり、昨年止め市となった300円よりわずか40円の低下で始まりました。 過去にない小さい下げ幅となり生産者にとってはありがたいところ…

2022年を振り返る 配合飼料価格の最高値更新とエネルギー価格の上昇ご苦労された1年でした

大変ご苦労された2022年もあと1週間となり、皆さんの農場も年末相場を感じながら1年が終わる頃と思います。 振り返りますと、今年はコスト増という言葉が一番肌で感じた年ではないでしょうか。 春先の原油相場の高値が燃料、包装資材といったさまざま…

鳥インフルエンザの深刻度が増しています 青森県では137万羽の採卵鶏が防疫措置を受けます

青森県は15日、三沢市で高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が発生したと発表しました。 県によれば14日午前11時に農場より死亡鶏が増加している旨通報があり、死亡鶏は平時5,6羽から180羽に増加した模様で、十和田家畜保健衛生所が簡易検査をしたと…

鶏卵相場の上昇と年末相場と需要

12月になり、鶏卵相場は年末最後の上昇期になりました。 昨年と違い、行動制限がない国内需要から個人・外食共に堅調な消費が続いています。 特に外食加工向けは昨年と違い好調で、相場高の後押しをしているといっても過言ではありません。 足元を見ますと…

会社更生法適用中のイセ食品にスポンサー契約締結がありました

3月に会社更生法決定をうけたイセ食品は、25日SMBCキャピタル・パートナーズとスポンサー契約を締結したことを発表しました。 これによりグループ13社に対し出資し過半数の株式を取得して、事業運営や更生計画を進めていくことになります。 イセ食品はこ…

鳥インフルエンザの再発も散見されます もはや猶予はない状態になりました

■宮崎県では今シーズン初となるH5亜型の鳥インフルエンザが発生し、16万羽が殺処分されています。 19日まとまって鶏が死んでいるという連絡が県にあり、簡易検査の結果11羽に陽性が確認されました。 その後遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザと判定…

鳥インフルエンザの発生が続いており 全国的に広がりを見せています

18日農林水産省は新潟県と鹿児島県の養鶏場で鳥インフルエンザの疑似患畜の確認をしたことを発表しました。 国内では10例、11例目の発生となります。 ■鹿児島県出水市の採卵鶏農場12万羽飼養では、17日農場より死亡羽数が増加している旨通報があり…

岡山県の養鶏場で鳥インフルエンザの発生が確認されており県内で3例目になります 近距離での発生が確認されており要警戒です

■岡山県は11日県内3例目となる高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたことを発表しました。 岡山県倉敷市の採卵鶏農場(34000羽飼養)でH5亜型遺伝子が確認されたことにより午前7時より殺処分を開始しました。 これにより制限区域を設定し、移…

鳥インフルエンザの疑い事例発生2県(岡山と茨城) 明日判明する見込みです

■岡山県は、倉敷市にある養鶏場(51万羽飼養)で、鳥インフルエンザの疑いがあることを確認しています。 岡山県の報道では、3日10時農場主より死亡羽数が多い旨を井笠家畜保健衛生所に通報があり、12時過ぎ立ち入り検査を実施しています。 13時50…

香川県で高病原性鳥インフルエンザが発生しています 全国で散発的な発生が続いています

香川県は、10月31日観音寺市の採卵鶏農場(4万羽飼養)で高病原性鳥インフルエンザが発生し、防疫措置を開始しました。 香川県によれば、10月31日農場主から家畜保健衛生所に死亡羽数の増加がある旨連絡がありました。 同日中に立ち入り検査を行い、簡…

養鶏場2農場で高病原性鳥インフルエンザが発生しました 本格的な消毒措置を講じていきましょう

■28日岡山県倉敷市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生し17万羽の殺処分を開始しました。 現在県職員と自衛隊員延べ各150名が措置を講じています。 農林水産省の報道では、27日該当農場から死亡羽数が増加している旨の通報を受けて、移動の自…

ISEホールディングス株式会社がシンガポールで養鶏農場建設の認可を受けました 日本はどうですか

25日イセフーズ・ホールディングスがシンガポール食品庁から採卵鶏農場を建設するための基本認可を受けたことを発表しました。 この農場は、種鶏場、孵化場、採卵農場からなり最新鋭の生産施設を整備しています。 来年から順次建設され、24年には採卵農…

野鳥から鳥インフルエンザの疑い 静岡県で検出しています

静岡県は新居町で見つかった野生のマガモ1羽の死骸から、A型鳥インフルエンザが検出されたと発表しました。 現在、国の検査機関で遺伝子検査を行い数日中に亜型や高病原性鳥インフルエンザなのか確定する見込みです。 22日より野鳥監視重点区域に指定され…

野鳥からの高病原性鳥インフルエンザが継続して確認されています 渡り鳥の飛来時期と重なり不安が高まります

北海道は17日、別海町で回収したカモ類の糞から高病原性鳥インフルエンザが検出されたと発表しました。 この検体は8日に回収されたもので、付近の水鳥の物と見られます。 北海道内では1例目となります。 なお、道内の養鶏場では異常の報告はありません。…

開放鶏舎では野生動物の侵入を意識する 鶏を守るためにできること

奄美新聞社が9日報じた「笠利町の養鶏場一晩で70羽咬傷被害も」という記事がありました。 新聞は、昨年11月から鶏が夜間に侵入した動物による被害があり、10月4日には一晩で70羽が死亡していたといいます。 鶏舎周辺では飼い主が存在する犬が確認され…

野鳥から鳥インフル宮城県で検査中です 今のうちに課題を見つけましょう

宮城県栗原市で発見された野生のマガン1羽の死骸を簡易検査したところ、A型の鳥インフルエンザの陽性であったと発表しました。 現在国の検査所で高病原性なのか、亜型等について検査を続けており、数日中には判明します。 県によれば、5日時点で県内の養鶏…

養鶏場の破産が続きます 富山県の養鶏場が飼料関係会社へ譲渡し破産申請へ

帝国データバンクによると、9月30日富山県にある床鍋養鶏と関連会社合計3社が取引先である飼料事業者の湯浅商事(名古屋市)の関連会社へ譲渡し富山地方裁判所へ破産手続きに入る方針を固めました。 譲渡先は鶏卵の生産と販売を継続し、従業員の移籍を行う…

台風14号の影響で停電による被害 宮崎県都城市と新富町の養鶏場

宮崎県は、台風14号による県内の被害状況をまとめ公表しました。 それによれば、宮崎県では採卵鶏2農場、都城市において採卵鶏6万羽の死亡、児湯郡新富町において4万羽の死亡があったと報告しています。 また高千穂町では牛4頭が土砂崩れにより死亡し…

栃木県での養鶏施設の悪臭問題 近隣の関係がさらに悪化しています

下野新聞が9月7日に報じた茂木町(栃木県)の養鶏場から発生する悪臭や羽毛の飛散に対し近隣住民が悩まされている問題で、茂木町長は「不快な思いにをされていることに深くお詫びする」「改善対対応策が示されず町も苛立ちを感じている」と述べており、「…

畜産農家向けの緊急対策が20日閣議決定されます

飼料高騰による影響を受けている畜産家に対し、予備費を活用した500億円程度の緊急体躯策を講じると発表しました。 決定は20日になりますが、その内容をお伝えします。 農林水産省が15日に公表した対策では、畜産家に対し、国が定めた取り組みを2つ…

円安傾向が続きます 飼料や燃料高騰の意識が高まります

ドル円は24年ぶりの高水準となる140円台になりました。 2日21時に最高値140.77円まで円が売られました。その後3日午前0時に140.00円まで円が買われて今週の相場が終わり、今週の終値は140.20円となり高水準の円安が進行していま…

TKG祭り10月開催 鶏卵支援プロジェクト卵フェスin池袋2022が開かれます

10月21日金曜日から23日にかけて、東京・池袋にあるサンシャインシティ ワールドインポートマートビル 4階ホールA-1にて開催されます。開催時間は11時より20時までとなります。 輝かしく開催された第1回から3年、500円で食べ放題イベントが…

大館市で大雨による肉養鶏場に被害が発生しています 農業関連損害が大きくなっています

断続的に降り続く秋田県では、15日県災害対策本部会議が開かれ被害状況を報告しました。 それによれば、被害地域は16市町村にのぼり、河川の氾濫も10の河川にのぼっているとしています。 農業被害額は7億円になる見込みです。 住宅関連の被害は一部損壊…

静岡県で鶏糞の土砂崩れで異臭 敷地に山を築いてはいませんか

中日新聞の7月30日の記事では、掛川市の西大谷川で5月以降、大雨が降ると赤黒い水と異臭が発生していると報じています。 記事では、住民が上流を調べたところ、支流にある閉鎖した養鶏施設が近隣にある山で、大規模な鶏糞の土砂崩れと工事用道路の市道を…

鶏卵販売価格が上昇し 消費者側の困惑が広がっています

養鶏業界は今、大変な苦境に入っています。鶏卵相場は昨年とは違うものの高卵価の状態が続き本来であれば業界内では、良いニュースが多く飛び交うことですが、今年は違うようです。 その要因に、配合飼料価格の最高値更新となり、過去最多およそ9万円台の値…

農業31社に1社が倒産する危険性 Alarmboxが予測する意味

AIを活用し企業のリスク管理を担うAlarmbox社が、7日発表した2022年下半期以降の業種別倒産発生予測ランキングを発表しました。 それによれば、倒産可能性の高い業種第1位に農業が入りました。 この場合の農業は、耕種農業の他、畜産業も含まれます。 …

食品表示法違反の事例が発生しています 自社パッキングは再確認をしてください

消費者庁は28日、長野県のスーパーで販売した鶏卵から、鶏卵が指定した個卵重に満たない製品が混入していたとして自主回収を行うと発表しました。 生産元は群馬県の鶏卵農場で、埼玉県内の自社パッキング工場から出荷したもので「国産鶏卵大玉ミックス」と…

ゲージフリー鶏卵の普及が進んでいます 安いだけの鶏卵と2極化が進んでいくのでしょうか

アニマルウェルフェアという言葉が、普及して久しくなりました。 この間、大手や中堅の養鶏場はこの新時代を見極めて改造し、ゲージフリー化を進めた農場もあります。 大規模流通店舗や外資系流通店では、本国からの意向もあり普及を進めていく傾向も見られ…

人の流れが回復しているようです うずら卵卸値が最高になりました

鶏卵を生産される方にとってウズラは、また別物と考えると思います。 確かに、鶏卵は外食・加工向けからテーブルエッグまで幅広く利用されますが、ウズラは基本外食・加工向けが主流になり鶏舎設備も異なります。 鶏卵は、広大な土地がある地域や人口が多い…