nogutikusan’s diary

畜産と共に歩む20有余年、今の養鶏の課題や考えをお伝えします。

ベトナムで初めて生食用鶏卵の生産を開始 品質向上が世界から始まる

ベトナムで生食用鶏卵の生産を行うと報道がありました。1日当たりの生産量は1万個程度で、日本食レストラン、日系スーパー等に出荷されるといいます。


日本の輸出先では、最近ではアメリカへの鶏卵輸出や香港・シンガポール等が主流です。
日本の鶏卵はご存知の通り、生食が可能な位の衛生管理が行われていることで成り立っており日系スーパーやホテル等での引き合いがあるわけです。


しかし、鶏卵を生で食する国は多くなく、生で食べることに意義があるという考えもありますが、品質面で日本産鶏卵に信用があるというバロメーターになるのです。


さて、今回の報道で思うことは外国で生食用鶏卵の生産が開始されたことは、日本の衛生管理技術を取り入れることによって可能であるということです。

日本では当たり前の技術ですので、その技術は外国からみれば「価値」のある技術なのかもしれません。その昔日本の鶏卵も食中毒リスクがある鶏卵があり報道も盛んに行われていたことから、古い人によっては生で食することに抵抗を感じる方もいます。

 

最近の国内情報として、サルモネラ中毒(サルモネラO9群が検出)が平成29年9月山形県で発生しました。県内18の養鶏場の2養鶏場で(いわゆるS.Eが検出)検出され該当鶏群の廃用処分と清浄化対策が講じられました。卵か特定できませんが中毒者が発生しています。

 

加熱しないと食することに不安がある外国に、鶏卵が生食(半熟)できることが可能であるという「品質が高い」ことを国内外に示すことができます。
実際日本の鶏卵は「衛生基準が高く、サルモネラ等食中毒リスクが大変少ない鶏卵」といわれます。


ベトナムも将来日本と同じく輸出も可能になることでしょう。


鶏卵の輸出に積極的な日本ですが、少しづつ国際的にも変化が現れる時代に入るのかもしれません。


今は、輸出できることが普通と考えていても、外国は静かに衛生管理が向上することで「品質向上でき安全安心な鶏卵が生産でき輸出できます」と発信されることで、輸出の分野も競争になると思われます。


その時、他に何で勝負できるのか。国内消費の頭打ちで加工や輸出に挑む養鶏家も多い中、アリとキリギリスではないですが、輸出おう歌していて、冬の時代ではありませんが「激変が訪れた時にわが社は何が出来るか」と考え始めても遅いのかもしれません。


ただ、卵があればよい時代は終わり、付加価値を必要とする時代になりましたが、輸出も「ただ卵があればよい時代が終わる」のかもしれません。


常に一歩先を見据えていくことが国内消費対策をはじめ、海外輸出を目指す方々に何かを考えて頂くきっかけになればと思います。