nogutikusan’s diary

畜産と共に歩む20有余年、今の養鶏の課題や考えをお伝えします。

農畜産物の消費行動に関する調査結果2018 鶏卵の消費動向

一般社団法人日本農業協同組合連携機構(JCA)が、2019年3月22日に発表した畜産物の消費行動に関する調査結果を発表しました。
この調査は10月に行われたものを翌年3月に公表しています。今回は鶏卵について考えて見ます。


家庭や自宅で調理する人に精肉・卵・牛乳を1週間に何日食べるのか等尋ねています。
・卵購入時の商品選び

最も多いのは「10個入りであること」55%(前年51.8%)でわずかに上昇しています。
「消費期限まで余裕があること」50.2%(前年52.3%)年々わずかに低下しています。
「特売やタイムサービス品であること」43.4%(前年44.3%)波がありますが微増といえましょう。
これらで言えることは、鶏卵はタイムセールや特売で購入するものと考えていることがわかります。


サイズによる好みも明らかになっています。
Lサイズであること12.4%(前年11.6%)で微増といえます。
Mサイズであること6.4%(前年7%)で波がありますが横這いです。
MSサイズであること1.1%(前年1.4%)でわずかに低下しています。
Lサイズは人気があり、MやMSは人気がある鶏卵でないことがわかります。


鶏卵相場2018年時点ではLサイズがMサイズより若干高いですが、1キロ5円程度の差です。1パックは平均で650から700gグラム程度でしょうから、価格差はほぼない状況です。


店舗としては消費者から人気がありわずかに金額を上乗せできる、Lサイズパック卵は魅力的でしょう。


しかし、サイズミックス卵はMやMSが混じることからサイズ卵が安価になる傾向があり人気なのも頷けます。店舗でも価格人気があるのでしょう。


その価格ですが、購入できる金額を尋ねると、20代で46.8%が100円から149円までを基準にしています。年齢が上がるにつれその割合が少なくなっていきます。


50代以降では200円から249円の割合が20%と増えてきます。いわゆる固定価格鶏卵(○○農場の卵等)の領域です。


40代までは2極化して、100円から149円までのサイズミックス卵か特売卵がこの価格帯になりそうで、サイズ卵(L、M)は200円程度傾向があることから、サイズ卵価格帯と言えましょう。この2つがほぼ同じ割合か、若干安いほうに数値が高いと言えそうです。


子育てが一段落するからでしょうか、300円以上の割合が60代、70代で5%、6.5%と2倍以上の上昇です。いわゆる健康重視(特殊卵)卵か販売所直営からの付加価値卵と
推察されます。


昔から言われた「褐色卵であること」「有精卵であること」は少しづつ減少しているように見えます。「褐色卵はありがたい」というのは、昔の話になっていくのでしょう。


その他「平飼であること」は横ばいで一定の需要がありそうです。
注目しているのは「決めている価格以下であること」が2015年以来18年は増加に転じたことでしょう。


15年は相場高騰の年でした。「物価の優等生の鶏卵に異常が」という見出しがあった時代です。18年は相場が低下しているためこのような集計は意外です。
経済的状況があるのでしょうか。


鶏卵を選ぶ基準が少しづつ変わりつつあるのかもしれません。