nogutikusan’s diary

畜産と共に歩む20有余年、今の養鶏の課題や考えをお伝えします。

畜産農家向けの緊急対策が20日閣議決定されます

飼料高騰による影響を受けている畜産家に対し、予備費を活用した500億円程度の緊急体躯策を講じると発表しました。 決定は20日になりますが、その内容をお伝えします。 農林水産省が15日に公表した対策では、畜産家に対し、国が定めた取り組みを2つまたは3つ程度満たすような取り組みを行う農家に対し、次のような補填を行うとしています。 1,10月に改定される10月から12月期の飼料コストは現在の期と同水準になるような補填を行う。 2,酪農家に対し経産牛の頭数に応じた交付金の支給 としています。 具体的には、コストを下げる取り組み策として、 ・国産飼料の生産と流通の拡大をする。 ・国産飼料の給餌割合を増やす。 ・病気や飼養事故の低減策 ・暑熱や寒冷対策の実施 配合飼料低減取り組みとして、 ・飼料設計の改善 ・国産の高栄養粗飼料を使用する ・自動で適量を給餌する ・分割給餌(1日量を分けて複数回の給餌) このようなものとされています。 この緊急支援を受けるには、上記の取り組みから各項目から1つづつの合計2つを実施することになります。 例えば、コスト対策として国産飼料の給餌割合を増やすというところは、飼料米の配合を増やすというのも手かもしれません。 一般的に採卵鶏のエネルギーとしてコーンからコメに置き換えても相当量入れ替えても差し支えがないとされています。 ですから、この時期に配合を変えるのも良いでしょう。但し黄身が薄くなりますからパプリカ等の配色に注意が必要です。 そして、配合飼料の低減として、分割給餌はすでに多くの農場で行われていると思いますので条件を満たすはずです。 今回の緊急対策を受けるに当り、今あげた条件を新しく取り組みことが条件とはなっていません。 ですから、すでに行っている場合は1つとして数えます。 なお、酪農家対策には、経産牛1頭について1万円、北海道では7500円としています。 配合飼料価格は、次期の上昇は円安が進んでいることから仕入れ価格が上昇しており値上げの可能性が高くなります。 現在の餌代も十分高いのですが、時期はこれを超える可能性もありできるだけ国や都道府県の補助事業を活用していきたいと思います。 現在多くの地域では県単位の補助事業が開始されています。それ以外にも市町村単位でも独自の補助を行っているところも増えてきています。 お住まいの県や市町村にも確認していただき、暮れにかけてご苦労される中、少しでも対策を講じることができるようにしてください。 まもなく、鳥インフルエンザの話題が聞かれるかもしれません。 既に欧州等では昨年以上の影響が出ていると聞きます。 渡り鳥が飛来してくるこの先は、配合飼料価格以外にも、光熱費の上昇負担もあるでしょう。 そして鳥インフルエンザ感染症対策も必須になりご苦労が続いていきます。 出来ることから、速やかに進めていき、お忙しい暮れに向けてご準備をお願いします。