nogutikusan’s diary

畜産と共に歩む20有余年、今の養鶏の課題や考えをお伝えします。 のぐ地久三事務所養鶏部公式ブログ

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

GAPの認知度と課題 データから見る実情

日本政策金融公庫農林水産事業は、平成30 年1月に実施した「平成29 年 下半期食品産業動向調査」において、食品関係企業に対してGAP認証を受けた農場などで 生産された農産物の取扱い状況を調査しました。 その結果、食品関連企業の約5割が「GAPを知…

農業景況調査から見た採卵鶏と畜産業

日本政策金融公庫が2019年3月18日に公表した農業景況調査(1月調査)が発表されました。この調査は公庫が長期・低利の「スーパーL資金」の融資を行っている認定農業者の方々に対し、毎年近況を調査し、その結果を動向指数(DI)として公表しています。(年2…

ベトナムで初めて生食用鶏卵の生産を開始 品質向上が世界から始まる

ベトナムで生食用鶏卵の生産を行うと報道がありました。1日当たりの生産量は1万個程度で、日本食レストラン、日系スーパー等に出荷されるといいます。 日本の輸出先では、最近ではアメリカへの鶏卵輸出や香港・シンガポール等が主流です。日本の鶏卵はご存知…

養鶏の仕事 プロであるべき姿とは

まもなく4月。新卒採用者が入社する時期でもあります。研修の依頼が多くなる時期となり、多くの方とお会いするとても楽しみな春となりました。 最近思うのは、ご依頼いただく企業の多くは社員の定着化を求めていることで「仕事の楽しさを伝えてほしい」や「…

アニマルウェルフェアと養鶏

JGAPの取得を目指す養鶏家の皆さんには大変関心があると思います「アニマルウェルフェア」今後定着するといわれるこの制度について考えます。 国際獣疫事務局(OIE)のアニマルウェルフェアに関する勧告の序論では、「アニマルウェルフェアとは、動物が生…

鶏卵供給過剰による養鶏経営受難な時代

3月に入り年始から叫ばれています鶏卵相場の低迷が続いています。生産量が多いことによる消費量とのバランスが崩壊していることが原因ですが、「需要に見合った生産体制構築のお願い」が生産者等に再度配布されました。(2月19日) 生産量を抑制することは大…