nogutikusan’s diary

畜産と共に歩む20有余年、今の養鶏の課題や考えをお伝えします。 のぐ地久三事務所養鶏部公式ブログ

卵アレルギーに対応した鶏卵が開発されつつあります 付加価値を知りただの鶏卵から脱する新しい取り組み

読売新聞が、国立病院機構と広島大学が共同研究したゲノム編集した卵アレルギーをおきにくくする低減卵の臨床試験を行うと報じました。 国内初の商品となる見込みで、食品アレルギー第1位になる鶏卵に対していよいよ低減化した鶏卵が誕生する可能性がありま…

熊本県は県内養鶏場に対し消毒命令を発令しました 季節の到来になり一層の警戒をお願いします

熊本県は、佐賀県や茨城県で発生した鳥インフルエンザ発生により、本日28日県内養鶏場に対し消毒を徹底するよう命じました。 期間は12月1日より来年2月29日までとなります。 これにより県内198養鶏場に対し消石灰を合計200トンを配布し、養鶏場に対し消石灰…

鳥インフルエンザの発生が確認されました 令和5年度最初の発生となります

佐賀県は25日、鹿島市重ノ木の採卵鶏農場から高病原性鳥インフルエンザが検出したと発表しました。 このため県は採卵鶏4万羽を殺処分とすることとし本日午前9時より開始しています。 県によれば、昨日24日午後3時45分同採卵鶏農場より通報を受け、…

野鳥から鳥インフルエンザが検出されています 最大限の警戒をお願いします

11月も下旬になり、季節はクリスマスへと進んでいます。 街中の洋菓子店やテレビ広告ではクリスマスケーキの予約を勧めるのぼりやCMを見るようになりました。 鶏卵相場を見ますと、10月から生産量の回復からじりじりと下降しており、17日時点東京規準値…

活気ある農場と閑散とした農場 その差は農場の能力差と関係があるのでしょうか

良く尋ねられるのですが、活気がある農場は本当に生産性や農場の雰囲気は明るいのかと言われます。 確かに様々な農場や研修会に参加しているので、多くの養鶏家さんとお話をしますし、そのうちのいくつかの農場は現地研修もする機会がありますので農場もお伺…

鳥インフルエンザから被害をなくすために 養鶏場での対策を確認してください

10月も下旬になり、鳥インフルエンザ講習は防疫措置を確認する県職員向けが多くなり、被害が広がることがないような対策を再確認しているように見えます。 19日には千葉県や山梨県、富山県で県職員や畜産関係団体が参加して処分の方法や防疫服の着用方法等…

鶏卵供給が戻りつつあるようです 相場はどうでしょうか

全農鶏卵相場は10日3連休明けの相場発表を行い、東京、大阪、福岡の各市場で5円安い相場になりました。 東京ではM規準値を290円としており、13日までこの取引値になった持ち合いになっています。 10月に入り上昇する時期でもある中、久しぶりの珍し…

人の意識と農場衛生対策 通り一遍な話で通じる時代ではないということ

10月になりました。鳥インフルエンザへの心配、消毒の方針といった農場対策が話題になります。 9月から今月にかけて鶏舎への取り組みを強化している研修も多くなっています。 それは県単位、畜産団体単位、個別農場単位と大きさ様々ですが皆さんの意識を…

秋になり防疫対策も意識した飼養管理をしましょう

昨年は下旬に野鳥から鳥インフルエンザ発生が報じられいつもの季節なのか程度で秋を迎えていた農場も多かったと思います。 ですが、実際の被害は1700万羽と過去最大の被害となり毎日のように○○県の農場で何万羽が陽性となり殺処分されたという報道があり…

秋の気配が聞こえます 皆さんの農場は何を準備しますか

9月も下旬になりました。今月は鳥インフルエンザに関わる研修や人の意識を再確認する研修といったハードとソフトの両面を再認識していいただくような研修が全国各地で行われました。 私もいくつか参加させていただき皆さんと一緒に次の一手を考え行動するき…

9月の鶏卵相場 この高コストだからこそ生産量を維持を目指して

9月に入り鶏卵相場の動向に関心がある農場も多いことでしょう。 長い休止していた大口需要が購入再開を始めます。涼しさを感じる時期になれば消費が増えていきますから、相場に弾みがつくわけですが、既に鳥インフルエンザの被害があった農場の多くは再開し…

令和4年の大流行 鳥インフルエンザから学ぶべきこと

読売新聞は17日「鳥インフルエンザで殺処分した死骸、予定地に埋却できず計画変更325万羽の処理に影響」という記事を掲載しました。 その中には鳥インフルエンザが発生した26道県のうち12道県で埋却に問題が生じたとしています。 記事には地下水な…

鶏卵相場の下降が始まり 代替品に関心が寄せられるような時期になりました

全農鶏卵相場は6日東京と名古屋の市場ですべての規格で10円安となる相場を発表しました。 最高値となる350円(M規準値東京)からみるとまだ20円の引き下げにとどまっています。 少し前より相場値は安くなっていますが、この時期特有の需要減退期と鳥…

生産再開と相場値の動き そして秋に向けての衛生対策を知る

鳥インフルエンザの被害が終わり、多くの農場は通常管理を行っていると思います。 昨年から被害があった農場では農場の再稼働が本格的に始まっています。 既に鶏卵相場も動きがあり、12日から大阪、13日福岡の市場はMSサイズの鶏卵規準値を10円下げて…

人材採用ご苦労されているからこそできること 業界のイメージ改善と風土改善を

皆さんの農場では、人材を確保するとはどのような方を想定しているのでしょうか。 作業員、幹部候補(農場長や事業部長)、外国人技能実習生とあるでしょう。 最近は人の確保にご苦労をされているというお話しや、人件費が高くなるのでどのように前年同様の…

鳥インフルエンザの被害とため池の影響 発生数が過去最高で周辺にも影響も

鳥インフルエンザの話題がだいぶ聞く機会がなくなりました。 本年度(令和4年度)の被害は4月7日の北海道の発生が最後になり、現在殺処分も14日に完了しており清浄性確認検査結果を待つ状況です。 この先も被害なく推移すれば5月中旬には制限区域も解除…

3月の鶏卵相場を見る 供給不安と需要家は何を考えるのか

鳥インフルエンザの被害がまだ収まっていない状況が続きます。 報道を見ますと、鶏卵が足りない、パック卵が高い、加工向けが不足し影響がある等様々ありました。 3月28日現在26道県1701万羽が殺処分されています。採卵鶏は9割ですから、1500…

テールゲートリフター特別教育の義務化と昇降設備の設置 労働安全規則の一部が改正されます

厚生労働省は本年10月(テールゲートリフター教育は6月)より労働安全衛生規則を改正しテールゲートリフターによる荷役作業について特別教育を義務化することとしました。 また、昇降設備の設置と保護帽の着用義務を最大積載量5トン以上の貨物自動車から2ト…

分割管理は今後導入されるのか 新しい解釈は時代にあう制度になる

青森県の大規模養鶏農場は農場内の衛生管理を鶏舎ごとに実施する分割管理をすることを4日読売新聞が報じました。 多くの農場は、○○農場という複数の鶏舎を1つの群として管理をして人がすべての鶏舎を担当または複数鶏舎ごとに1名が作業をする場合が多いの…

消毒命令の延長等鳥インフルエンザへの備えが続いています できることを惜しまず続けましょう

全国的に猛威を振るっている鳥インフルエンザですが、多くの県で期間延長した消毒命令が発令されています。 27日時点で全国25道県で1209万羽の殺処分が行われています。採卵鶏はそのうちの9割ですから1080万羽程度となります。 全国餌付け数の…

鶏の埋却地で異臭と近隣の池に液体の流出か 埋却の在り方と近隣との関係を大事に

昨年12月出水市の鳥インフルエンザによる埋却地で異臭が発生し、近隣のため池が白濁するという騒動がありました。 県は8日周辺の住民に対し説明会を行い、移設を行うことを予定し選定していることを公表しました。 県によれば、この埋却地には昨年11月に…

令和5年初市が始まり鶏卵供給に不安が生じています 継続したインフルエンザの発生も懸念されます

令和5年1月5日より初市が開催され、鶏卵相場は過去にない高騰で始まりました。 本日5日東京M規準値は260円となり、昨年止め市となった300円よりわずか40円の低下で始まりました。 過去にない小さい下げ幅となり生産者にとってはありがたいところ…

2022年を振り返る 配合飼料価格の最高値更新とエネルギー価格の上昇ご苦労された1年でした

大変ご苦労された2022年もあと1週間となり、皆さんの農場も年末相場を感じながら1年が終わる頃と思います。 振り返りますと、今年はコスト増という言葉が一番肌で感じた年ではないでしょうか。 春先の原油相場の高値が燃料、包装資材といったさまざま…

鳥インフルエンザの深刻度が増しています 青森県では137万羽の採卵鶏が防疫措置を受けます

青森県は15日、三沢市で高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が発生したと発表しました。 県によれば14日午前11時に農場より死亡鶏が増加している旨通報があり、死亡鶏は平時5,6羽から180羽に増加した模様で、十和田家畜保健衛生所が簡易検査をしたと…

鶏卵相場の上昇と年末相場と需要

12月になり、鶏卵相場は年末最後の上昇期になりました。 昨年と違い、行動制限がない国内需要から個人・外食共に堅調な消費が続いています。 特に外食加工向けは昨年と違い好調で、相場高の後押しをしているといっても過言ではありません。 足元を見ますと…

会社更生法適用中のイセ食品にスポンサー契約締結がありました

3月に会社更生法決定をうけたイセ食品は、25日SMBCキャピタル・パートナーズとスポンサー契約を締結したことを発表しました。 これによりグループ13社に対し出資し過半数の株式を取得して、事業運営や更生計画を進めていくことになります。 イセ食品はこ…

鳥インフルエンザの再発も散見されます もはや猶予はない状態になりました

■宮崎県では今シーズン初となるH5亜型の鳥インフルエンザが発生し、16万羽が殺処分されています。 19日まとまって鶏が死んでいるという連絡が県にあり、簡易検査の結果11羽に陽性が確認されました。 その後遺伝子検査で高病原性鳥インフルエンザと判定…

鳥インフルエンザの発生が続いており 全国的に広がりを見せています

18日農林水産省は新潟県と鹿児島県の養鶏場で鳥インフルエンザの疑似患畜の確認をしたことを発表しました。 国内では10例、11例目の発生となります。 ■鹿児島県出水市の採卵鶏農場12万羽飼養では、17日農場より死亡羽数が増加している旨通報があり…

岡山県の養鶏場で鳥インフルエンザの発生が確認されており県内で3例目になります 近距離での発生が確認されており要警戒です

■岡山県は11日県内3例目となる高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたことを発表しました。 岡山県倉敷市の採卵鶏農場(34000羽飼養)でH5亜型遺伝子が確認されたことにより午前7時より殺処分を開始しました。 これにより制限区域を設定し、移…

鳥インフルエンザの疑い事例発生2県(岡山と茨城) 明日判明する見込みです

■岡山県は、倉敷市にある養鶏場(51万羽飼養)で、鳥インフルエンザの疑いがあることを確認しています。 岡山県の報道では、3日10時農場主より死亡羽数が多い旨を井笠家畜保健衛生所に通報があり、12時過ぎ立ち入り検査を実施しています。 13時50…