nogutikusan’s diary

畜産と共に歩む20有余年、今の養鶏の課題や考えをお伝えします。

鳥インフルエンザが去ってから 4月

昨年から猛威を振るい甚大な被害をもたらした鳥インフルエンザ。最後の発生から1カ月が経過し、長い厳しい時期をようやく抜けたのでしょう。 本年は、約1000万羽の鶏が防疫措置の対象となり、そのうちの約半数は千葉県での発生でした。近年は鶏舎の収容羽数…

3月鶏卵需要と鳥インフルエンザの爪痕

3月になり、国内の情勢も少しづつ変化をしています。まず、緊急事態宣言が関東を除き解除されました。 経済再開が始まるところですが外食向けの営業時間は1時間延長21時までとなり本回復と言うわけにはいきません。しかし、1時間とはいえお客様が滞在するこ…

成鶏更新・空舎延長事業(令和2年第2回目)が終了しました 油断できない飼養環境と相場

令和3年2月3日で2回目の成鶏更新・空舎延長事業が終了しました。標準取引価格は165円となり、基準価格161円を超えたためになります。 発動から約1カ月という短い期間でしたが、家庭需要と供給の減少が要因と見られます。今後経済状況によりますが少しずつ相…

鳥インフルエンザの発生が続いています 2021年2月

1月は鳥インフルエンザによる影響、農林水産省での飼養衛生管理基準への適合に関すること、鶏卵相場と様々な出来事がありました。 鳥インフルエンザによる影響は、すでに17の県に及び41農場延べ500万羽を超える鶏に影響を及ぼしました。 報道頻度は少なくな…

成鶏更新・空舎延長事業が発動されました 何かを見つける大事な時期です

令和3年1月5日より令和2年度の2回目となる成鶏更新・空舎延長事業が発動されました。 昨年も発動された事業ですが、例年より早いように感じます。 通常1月は鶏卵価格は低くなるため発動は早くても2月というイメージでした。 (昨年は、5月で外食等加工向けの…

鳥インフルエンザを警戒した管理とは 見極める力が問われます

農研機構は14日、過去と異なり発症から斃死に至るまでの期間が長いということを発表しました。 養鶏家の皆様から見れば、高病原性はトサカの変色や沈鬱している鶏の写真や、斃死が多いというイメージを想像される方が多いと思います。 しかし、農研機構の調…

鳥インフルエンザの猛威にご注意ください

11月から鳥インフルエンザの発生が西日本を中心に報じられております。 12月1日でも宮崎県日向市の肉鶏4万羽が高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜であることを確認し殺処分となります。また、正式結果待ちとなる1農場(都農町)、香川県(三豊市)では2農場が…

鶏インフルエンザが発生していますので、出来るだけの防疫措置を取り家きんを守りましょう

香川県では、鶏インフルエンザの発生が続き20日時点で7例での感染が確認されました。高病原性でH5亜型の斃死が多いタイプです。 国内での感染は2年ぶりとなり近年にはなく早い感染となっています。 渡り鳥では、同型ウイルスが北海道での検知もあり、野鳥が…

重量取引と定重量(個数)取引 鶏卵流通の今

鶏卵は農林規格により取引されていますが、2000年初めから1パックに定めた重量を入れる定重量パックが多く見られるようになりました。 重量取引とは、規格(M、Lといった6gクラス分けの重さにより区別される)ごとに取引値が決まるもので、需要の過不足が生…

成鶏更新・空舎延長事業が終了しました 秋に向けての安定経営を目指しましょう

令和2年9月24日標準取引価格が基準額を超えたため23日申し込みしている方までで事業が終了となりました。 また、9月相場東京M基準値は15円高160円となり上昇基調となっています。先月からの上昇平均価格(1日から末日までの価格を平均化した額)は例年12円が…

品質維持向上するには農場HACCPが有効です

暑い夏で鶏たちも大変つらい時期になりました。 鶏卵の重量が小さくなり鶏卵相場も大玉高となり一部市場の小玉は下落となり生産状況が相場に現れています。 生産重量は収入に直結するため事態を把握されている農場も多いと思います。 しかしこの時期は鶏卵に…

餌の配餌とカビ発生にご注意を 季節要因もあり管理しずらいというお話も聞きます

7月も下旬になりましたが、雨の日が多く外気温は昨年から見ても涼しい日が続きます。 数カ月ぶりに訪問した農場主の方も笑顔で迎え入れてくださり本当にありがたいと感じます。nogutikusanさん太りましたね と話されたり、前回訪問から本日までの農場内のお…

鶏も動物愛護法の影響を受けることについて

和歌山県で令和2年1月に発生した肉鶏農場の死骸や鶏糞放置の事件は、最近大きく報道されていますのでご存知の方も多いことでしょう。 3月には一部町議会で対応について報告され、県が廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づき行政代執行します。 これにより…

成鶏更新・空舎延長事業が発動しました

令和2年5月18日より成鶏更新・空舎延長事業が発動しました。鶏卵の需要は不需要期に入る状況と供給量、最近の経済情勢もあり苦しいところですがやむを得ない状況です。 経済の再生は少しづつ進んでいくことでしょう。 また多くの学校は6月1日より始まり夏休…

令和2年の餌付け羽数(1~3月)

令和2年1月から3月までの全国の餌付け羽数は、前年を上回る状況で1月は9480000羽で、前年同月比104.5%増となりました。2月は7992000羽で、前年同月比102.6%増となります。3月は9532000羽で、前年同月比112.3%増となります。 経済背景ですが、一昨年12月は…

ゴールデンウィークが終わったその後

緊急事態宣言継続中のゴールデンウィークが終わりました。報道は連日、観光地の閑散状況を紹介し、鉄道・高速道路の混雑もなく静かな連休であったと報じました。 家庭消費が主流となった鶏卵は、4月中旬以降10円単位での下落を繰り返し今後の状況を心配する…

経営難による法令違反事例 家畜や鶏糞の放置

20年1月和歌山県の養鶏場(肉鶏)が事業破綻しました。 業績不振による資金ショートと見られます。 昨年は食鳥相場は大変軟調な時期でした。通年を通じて安い状況が続いていたこともあり体力が弱い状況にあった場合は破綻という流れもありえます。 昨年は、…

1月の相場を振り返る 養鶏の予測

令和2年の1月は、養鶏の皆さんにとって安堵が広がった月ではなかったでしょうか。初市は、M基準値160円で始まり31日は180円と平均170円となりました。昨年は100円で始まり末日は145円と平均123円程度でしたから、損益分岐点は農場まちまちでしょうが、概ね安…

育すうの管理 養鶏の基本失敗編

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。 さて、2020年は養鶏にとってどのような年になるのでしょうか。鶏卵相場は2019年1月の初市はM基準値は100円で始まり驚いた年明けでした。その後低推移で相場は進み人件費が捻出できるか…

採卵鶏の給餌 養鶏の基本

近年、鶏卵相場のサイズ別取引の横並びが進んでいます。一昔はLサイズが高く、順にM,LL.MS,Sとなる傾向がありました。しかしこのところ相場はL,M,MSあたりまで同じ取引値になりました。現在はM、MSあたりが高くなりましたが、できれば高い取引に近づけるサイ…

鶏の管理とは何でしょうか 養鶏の基礎

採卵鶏を管理されている方とお話することで、様々な考えを持って日常管理をされていると感じることがあります。 ある人は、病気の有無が分かり自身の判断がいつも正しいというスタンスで鶏や作業者に接する方。ある人は、鶏の仕草で餌が足りていない、仕草か…

ウインドレス鶏舎の管理 衛生管理の基本

最近は、ウインドレス鶏舎による飼養管理が多くなり養鶏経営の基本となりつつあります。病気の遮断と人工的で適切な環境維持から、採卵鶏の生産能力を最大限に引き出すことで生産性の向上と、作業に従事する人のノウハウや職人技と呼ばれる技も必要なくなり…

産卵率が上昇しない時に確認したいこと 養鶏の基本

今年は台風による畜産被害が甚大になっており、養鶏のお客様より産卵率が上昇しない等家畜の変調についてご相談をいただくことが多くなりました。 多くは、病気によるものというより生産農場の設備、管理技法、災害からの復旧過程での鶏のストレス等家畜の影…

ワクモの被害について考える 養鶏の技術

残暑も少しづつ治まり秋が近づくころとなり、養鶏家の皆さんは秋に向けた対策を講じられていることでしょう。 摂取量増加による鶏体の増加や卵重の増加、生産量が増えるはずですが日齢や体調の不出来によっては生産個数より生体体重に変わり、脂肪肝による斃…

成鶏更新・空舎延長事業が終了しました 秋相場の展望

9月2日成鶏更新・空舎延長事業が終了しました。今年は2回発動し年初は大変不安のある出だしでしたが一応一安心です。 9月3日は全サイズの相場価格が10円高となり、秋相場が活況であってほしいと思います。強制換羽による生産調整を行っていた農場では鶏が回…

鶏卵相場から見える 鶏卵の実情

夏季になり、日本列島は猛暑や台風の報道が多く聞かれます。その中、夏季といえば鶏卵相場の低調と答えるのは養鶏家の皆さんのお話でしょう。 今年は、年始から鶏卵相場の低調が叫ばれ、成鶏更新・空舎延長事業が発動しています。鶏卵相場の適正化に効果があ…

畜産統計から見る養鶏 7月2日公表版から

農林水産省大臣官房統計部が平成31年2月時点での畜産統計を公表しました。 それによりますと、平成30年の全国での採卵鶏飼養戸数は2200戸で、廃業等により前年比150戸(6.4%)の減少でした。 しかし、飼養羽数は1億8195万羽で、前年比588万羽(3.2%)の増…

JGAP 養鶏での取得に向けて

JGAP家畜畜産物は2017年に認証が始まり、本年6月時点で15農場(採卵鶏のみ)が認証されています。 最も多い地域は、広島県で1経営体4農場、次に群馬県1経営体3農場、宮崎県2経営体3農場となります。 私どもの地域である千葉県は2経営体の各1農場づつとなりま…

夏の暑さ対策ミッドナイトフィーディング 養鶏の基本

梅雨が明けますと、夏本番。例年猛暑と呼ばれ鶏もつらい状況ですが、管理される方も大変かと思います。 暑熱対策、軟便から来るハエの発生、生産性の低下と秋口からの卵重の増加対策・・いくつも課題が見えてくることでしょう。 夏は暑い、だから仕方がない…

夏季畜産物(鶏卵)の需要を考える

関東地方は7日梅雨入りになったようです。梅雨が明けますと夏が到来します。 子供たちの夏休みや私たちの夏季休暇等イベントがまもなく訪れることでしょう。 さて、その夏季の鶏卵動向はどのようになるのでしょうか。相場は私たち生産者がどうこうできるもの…